【鶴見青色申告会様主催】相続税セミナー開催報告

10月15日(月)13時30分より鶴見青色申告会様主催の相続税セミナーにて、当事務所所属の公認会計士・税理士の川畑文秀が講師を務めさせていただきました。

川畑文秀

2時間という長丁場にも関わらず、8名の方にご参加いただき、参加者の皆様から多くの質問やご相談をいただきました。

テーマは「相続のトラブルを避ける!知っておきたい相続税の基礎知識」

相続のような大きなお金が動く際に様々なトラブルが発生します。

その多くが「え!知らなかった・・・」とか「その相続対策ダメなの?」というもの。

しかし、それも相続税の基本を抑えておけば避けられるものが意外に多いものです。

そこで、今回は「知っておくとトラブル避けられるよね」をメインテーマとしました。

相続税の基礎知識

最初のセクションでは、知っておくと便利な「相続の基本」を説明しました。

相続とは何か?相続税とは何か?

知っていそうで意外と知らないこと、勘違いが多いことて、「基本から税金計算まで。」を出来るだけわかりやすく解説しています。

特に、相続は相続発生後10ヶ月以内に申告と納税が必要であるため、考える時間が限られています。

だからこそ、基本を知ったうえで事前の準備しておくことが重要です。

効果的な相続税対策の進め方

次に、相続税を減らすための考え方に触れました。

基本的な生前対策の考え方は次の4つ

  1. 減らす
  2. 増やさない
  3. 評価を下げる
  4. 税法を活用する

相続税の生前対策の基本は贈与です。そして贈与税は年間110万円までの無税で贈与できる。だから毎年計画的に贈与を行うことのメリットがあります。

ただし、令和5年改正で7年持ち戻しという大きなデメリットが出来たため、この対策も解説しました。

さらに、小規模宅地の特例や、生命保険の非課税枠を活用した相続税の節税方法についても触れています。

トラブルを避けるためのコミュニケーション

相続が家族間のトラブルを引き起こす「争続」は、相続対策上、避ける必要があります。

争族対策で重要なことは「コミュニケーション不足解消」です。

特定の相続人が介護をしている場合などは比較的争族が発生しやすい状態です。

今回のセミナーでは、争続を避けるための対策についてもお話ししました。

セミナー後の個別相談も好評

セミナー終了後には、個別相談の時間を設け、相続対策や贈与に関する相談会を実施しました。

個別相談会では、数名の方から個別の質問がありました。

中には、相続税の仕組みについて勘違いをしていた方もおり、「対策前に解説を聞けて良かった。」とおっしゃっていただけました。

相続対策は各家庭の家族構成や財産の状況によってさまざま。だからこそ、セミナーでは説明しきれない部分を個別相談会で補っています。

相続税対策は税理士などの専門家に相談が必須

相続税は贈与税や各種特例と複雑に絡み合った税制。

思わぬ落とし穴を避けるためには、税理士への相談が必要不可欠です。

節税対策と思って行っていたことが、

  • かえって税額を大きくしてしまう
  • 勘違いにより余計な税金がかかってしまう
  • 親族間のもめごとに発展してしまう

など、思わぬリスクが潜んでいます。

ご自身で対策を考える際も、まずは一度当事務所までご相談ください。

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